方法

  1. 適当な記録用紙を準備する。(例. 日記、ノート、レポート用紙)
  2. 誰に対する内観をするかを決める(無理のない限り最初は母親から始めて、次に父親。配偶者、友人などとすすめ、また母親に戻る)
  3. 本人の年齢によって適宜、年代を区切る(例. 小学校3年まで、6年まで、中学時代、高校時代など)
  4. 内観のテーマにそって具体的な事実を回想し、①世話になったこと ②して返したこと ③迷惑かけたことを項目ごとに記録する
  5. ひとりが終われば、感想を記す。

女子大生の記録内観の一部

母に対する内観

 [中学時代]

①    世話になったこと

母は私の進路を真剣に考えてくれ、学校での進路指導には忙しい仕事の合間をぬって、冬の寒い中をバイクを飛ばしてかけつけてくれたこと。あるいは参観日などもできる限り出席して励ましてくれたこと。

②    して返したこと

休みの日に家の掃除や洗濯をしましたが、それも頼まれたからで、自分から進んでしたことではなく、手を抜くことばかり考えていました。

③    迷惑かけたこと

母が授業参観に来てくれた時、化粧もろくにせず、おしゃれをしていない母を、他のきれいに着飾っているお母さんたちに比べて恥ずかしさを感じ、「参観日だから、もう少しきれいにしてきてよ」と言いました。母も女性なのだから、きれいにしたい気持ちがないはずがなく、それでも私のことを思って自分はなりふり構わずかけつけてくれた母に対して、私は自己中心的で、周りの目を気にして、自分の見栄だけで、わがままなことを言って、母を困らせ悲しい思いをさせました。

母に対する内観の感想

 自己中心的で自分のことしか考えず、それが思いどおりにならないとすぐに腹を立てて、わがままばかり言って母を困らせていた私であった。そんな私のために尽くしてくれ、常に多くの愛情を注いでくれていたのだと思うと、母に対する感謝の気持ちが湧きあがってきます。母が常に職業人として、その中で母・妻として、神経をすりへらしてまでも、頑張って生きてきたその姿は、私にとって感動的です。

 母に対する大きな尊敬の念と大きな信頼感が生まれたように思います。これからは以前より素直な気持ちで接することができそうで、とてもうれしい気持ちです。