自己啓発が目的の教師

心身ともに健康な教師

内観者:自己啓発が目的の教師
雄介さん(仮名) – 30代、中学教師

内観するまで

心身ともに健康な中学教師・雄介さん(仮名、30代) は、自己啓発のために内観を体験しました。教師として中堅で、まもなく結婚しようという時期でした。

内観の様子

終了の座談会で雄介さんは「内観はほんとうにすごいものだなあ、と感じました。今まで、考えていなかったようなところに大きく自分の心のなかにゴミが溜まっていることを発見しました。今までの自分を清算できたような、借金を払えたような気がします」と述べ、母や父に対する内観を語った後、婚約者や生徒に対して内観した結果を次のように報告しています。

「(婚約者に対して内観して)派手なことを私は嫌いなんです。女性だったらウエディング・ドレスも着たいだろうし、お色直しも何度もしたいだろう。指輪だって、大きいのを買って友達に自慢したいだろう。そんなこと全く考えていなかった。『身内で軽くお祝いするだけでいいじゃないか。指輪など、オレは買わないぞ』と自分の考えを押しつけて、ひとりの人間として扱っていなかった。『私の妻になるのなら私の持ち物であり、私の主義主張に従うのが当たり前だ』という、奢(おご)り高ぶった自分がいたのです。内観した今では、もう好きなようにしてもらい,私は譲れる範囲,最大限譲りたいと思います。」

「(教育者として内観して)自分を見直すいいチャンスになりました。人を教え導く、そして育てていくという仕事は、責任重大な仕事だと思うんです。張り切ってやっていたこともあるんですが、いつのまにか流されて、その日その日をやって、ミスがなければよい、という安易な考えでいる自分がありました。もう一度初心に帰って、40人生徒がいたら、一人ひとりを大切に生かしていく。そのような仕事をしたいと、今考えています。」

このように心身ともに健康な人も内観のテーマにそってじっくりと自己を見つめれば、自分の問題点が現れてきます。私も教師のひとりですが、教師は生徒や学生に反省を求めても、自分自身はなにかと口実を設けて実行しないようです。ときには時間をとって、内観してはいかがでしょうか。

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あるヨーロッパ人の内観体験

当研修所ではなく、ヨーロッパで研修をした人の例ですが、参考までに紹介しましょう。

内観するまで

「内観前、私は両親の最も厳しい裁判官でした。『両親は私にあまり愛情を与えてくれず、理解も示してくれなかった。示してくれたのは、無理解と罰と冷淡さであった』と思っていました」

内観の様子

この思いにも内観7日間で変化が訪れます。
「この厳しい判断が間違いであり、それは何事の言い訳にもならないということがよく分かりました。私は何も損をしていなかったということが分かったことは、私をほんとうに気分的に楽にしてくれました。両親に対するこのような感情が原因で、他の人、また私を取り巻く様々な状況に対して感じていた色々な不安が引き起こす争いが、ずっと少なくなりました。母、父、祖父、姉、そして、その他の人たちはみな私に対して、その状況でできる限りの多くのことをしてくれました。それはたいへんな量であり、私は今ではこれらに対して感謝の念でいっぱいです。このような考え方をすることは、自分をさらに成長していかなくてはならないという気持ちを与えてくれました。『子どもの時もっと色々としてもらっていたなら‥‥』という言い訳が許されなくなったのですから」(1983年 P.ゲルティさん)

内観によって、彼は両親への誤解を解消し、愛情を再体験しました。感謝の気持ちが強くなり、不安や争いが減少し、自分の責任に目覚めています。内観療法は吉本伊信先生が日本の風土と歴史をもとにして生み出した心理療法ですが、外国人にとっても有意義な体験であることを示しています。現在ではアメリカやヨーロッパ、さらに中国や韓国でも実施されています。

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